2013年10月25日金曜日

書店で本を買うことが減少した理由

本の購入の話。

子供の頃、友がちとよく言った本屋さんは今ではスーパーになっています。

本屋さんがその勢力を縮小させるようになってから長い月日が経ちました。

自分の目で本を探し買い求めるより、ネットで検索してその日のうちに配達されるamazonや、中古で安いものを買えるブックオフなどの書店が拡大してきたことがその原因として挙げられます。

書店で本を購入する場合、欲しいものが書店にあればその場で購入もできますが、無い場合には取り寄せる必要があり、中古で同じものがあるなら安いものを求められ、アニメイトやビレッジバンガードなど専門性や特異性の特化した書店の登場により、専門性や特化した特性のない書店は次々と自然淘汰されてきています。

痛いニュース(ノ∀`):「皆さん、本屋さんで本を買ってください。そうしないと町から本屋がなくなります」 店長の悲痛な叫び

先日、このようなニュースがありました。

神戸にある大きな書店が閉店した、という内容のものです。

書店で本を購入する事自体に抵抗はありません。

ですが、移り変わる時代の中で何も努力をしない書店や企業は自然淘汰されてしまうものなのではないでしょうか。

書店で購入する事が減ったとしても、世の中には新品で書籍を買いたいという人や自分の目で見て買いたいという人がまだいると思います。

そのような人たちのために、書店で本を買うためのサービスを提供しなければ、それは怠慢なのです。

書店も時代を生き残る企業戦略が求められています。

2013年10月18日金曜日

セイロガン糖衣Aの知られざる歴史

セイロガン糖衣Aについて

昨日、TVで国民的胃腸薬に詳しい人が取り上げられていたのを見ました。

それによると、正露丸はその昔、『征露丸』と呼ばれ、1902年に大阪の薬商中島佐一薬房が「忠勇征露丸」の売薬免許を取得したことから広く知られることとなりました。

そのこと、日露戦争において、兵隊が伝染病により次々と倒れていました。

ですが当時の軍医が征露丸に含まれているクレオソート剤が伝染病の菌に有効であるとして、日露戦争に赴く兵にこれを配布しました。

征露とはロシアを征伐するというその当時の流行語でした。

ですが、みなさんお判りの通り、あの匂いです。本当に効果があるかもわからない薬を誰も飲みたがりませんでした。そこで、天皇の名を出して「陛下ノゴ希望ニヨリ」と命令を出しました。

この命令に兵が従わないわけがありません、当時の日本は天皇の命令であれば死をも厭わぬ意志を持っていたのですから。

これにより、伝染病で倒れる兵が激減したと言われています。

第二次世界大戦終結後、「征」から行人偏を取り、ロシアが正しい、という意味にとれる『正露丸』になったんですね。

そういえば、小学生の時に保健室で飲まされたのを思い出しました。

あの匂いは、飲んだ後しばらく「近寄るなよな!」と言われるようなものでしたので、子供は皆苦手です。

今でこそ、正露丸はお腹が痛い時に誰しもが飲む有名な薬ですが、そんな深い歴史があったなんて知りませんでした。

その効果に類似品が多数販売され、訴訟にもなっていたらしいです。

なので、CMでは必ず「ラッパのマークの」と言っているわけですね。

昨日みたTVでは、この話に続いてこんな話をしていました。

「正露丸がなければ今の日本はなかったでしょう」

と。

天皇陛下の命令で兵が一斉に正露丸を飲む姿を目の当たりにしたマッカーサーは天皇との交流が必須と考えた、とのことです。

そして、天皇陛下とマッカーサーが並ぶ写真につながる…と。

確かに、もしあの写真が無かったら日本は今の様にはなっていなかったでしょうね。

社会の授業でこの写真がどのような波紋を広げたのか、説明を受けましたもの。

でしたら、正露丸は今の日本を作った薬でもあるんですね。

2013年10月17日木曜日

小動物を可愛いと思うこの感情はどうやって養われたのだろう

可愛いと感じる動物について

最近、ネットで動物の話題をよく見かける気がします。

このホンシャオパン君は最近かなり有名ですよね。

過去ありえないくらいの顔のちゃぶれた感じ(ちゃぶれたって方言?)とってもかわいいと思います。

【画像】 「ポメラニアン」と「シベリアンハスキー」のミックスがかわいすぎると話題に 

このワンちゃんも可愛いと思います。

小さくってつぶらな瞳、これを可愛いと言わずして何が可愛いのでしょう。

と、ここで唐突ですが、素朴な疑問が…。

何故、日本人は小さい生き物を見た時に「可愛い」と思うのでしょうか?

正確には、虫とか爬虫類に対してはそう思わないわけですから…もふもふしている生き物限定?

人それぞれ感性というものは生きている中で少しづつ磨かれ、個性があります。

ですから理由なんてあげられないのかもしれません。

最も有力な説は「自分より弱く、自分なしでは生きられない、体の小さな生き物に対して抱く感情」というものらしいです。

私が付け加えるなら、「自分に不快感を与えないもの」とかでしょうか。

虫とか、爬虫類とか、ハダカデバネズミとか…。

別にディスっているわけではありませんよ!

人が何に可愛いと思い、何を可愛くないと思うかはまだ科学的には証明されていないようです。

ですが感情を科学で、計算で、導き出されるのは気持ち的に嫌ですから、このままでいいのかもしれません。

私の人生、何を見て、何を触って、何を食べて、今の感性が培われたのか判りませんが、環境に感謝ですね。

2013年10月9日水曜日

私たちは気が付かないうちに感覚がマヒしてきているのかもしれない

『モンスターペアレンツ』『生活保護不正受給』など、近年の日本は、昔から比べて人の質とでもいうものが低下していると思います。

自分さえよければいい、という考えは、今も昔も人の心の奥底にこそあれ、表面化してくることはなかったハズなのに、時代がそうさせてるのか、はたまた別の理由からなのでしょうか、判断つきかねます。

ネットサーフィンをしていて時々Q&Aサイトを見る事があります。

真剣な恋の悩みや、悪ふざけなど、その書き込みは多岐に渡り、眺めているだけでも楽しいものです。

その中で見つけたのが今回お話ししたいこのお話し。

http://qa.news.mynavi.jp/question/9702/

読んでいただければわかる通り、そもそもの発端はおばさんが乳液を奪っていること。

ですが、盗まれた女性は乳液のボトルに漂白剤を入れます。

案の定、女性はその漂白剤を乳液だと思って使用して、皮膚に炎症が出ます。

一見すると、問題があるのは盗んだ女性だけの気もします。

自分の乳液を持ってこないで人のものを使っていたわけですから、自分さえよければ…って考えが見えますよね。

ですが、盗まれた女性の対応はどうでしょうか?

この女性が漂白剤を持ってきたのは、窃盗していた女性に報復するため、まさに自分さえよければ、の考えではありませんか?

一昔前の日本で、こんな事件が起きたら大事件です…が、今の日本ではこの程度の小さいニュースにしかなりません。

日々重なる事件で人々の感覚がマヒしているのかもしれません。

給食費を払わない親も、生活保護を不正に受給している人もみんな、「自分さえよければ」という考えが根付いています。

こんな考えを持っている人が私たちの生活の隣にいる事に慣れてしまっている、というのもあるかもしれませんね。

慣れは恐ろしいものです。TV画面の中の事件がいつしか自分のすぐ後ろに近づいていても気が付かなくなってしまうかもしれませんから。