2013年5月21日火曜日

地上最強の生き物とは


皆さんは『クマムシ』という生物をご存じですか?

「乾眠状態」であれば、-273度の絶対零度でもその活動を停止させず、150度の高温でも生き、人間の致死量の1000倍の放射線を浴びても病気にならず、真空状態でも、6000気圧の中でも、120年もの長い期間でも、生きる事が出来る。それがクマムシです。

この「乾眠状態」というのは水が必要な彼らが水を得る事が出来ず乾燥した状態の事で、乾燥わかめと同じ様なものだとお考えください。

でもみなさん、本当に彼らが地上最強だと思いますか?

今回は、彼らが本当に最強の生物か、検証していこうと思います。

1.乾眠状態
 1)乾眠状態とは
  先にも言いましたが、乾眠状態とは生命活動に必要な彼らが水に餓えた状態の事を指し、乾燥し、樽のような丸い形状に変形することを言います。
  この状態であればどんな攻撃を受けても、水を与えるだけで生命活動を開始させるのです。
  ただし、この状態になるには断水をしなくてはならず、この状態になるためには時間もかかります。
  これは350種いるすべてのクマムシがこの能力を持つのではなく、一部の種だけであり、長い期間この状態にいることで死んでしまう可能性もあります。
  120年この状態で生きていた、というのは「水を与えたのち、少し動いたように見えた」ということらしいです。
 2)乾眠状態は生きていると言えるのか
  乾眠状態ではクマムシは酸素を消費していません。
  一切の代謝を放棄している彼らは、この間、生命活動を停止していることと同義であるといえるでしょう。

2.どんなことに強いのか
 冒頭でも言いましたが、クマムシは寒暖放射能真空気圧のそれらに耐性があります。
 ですが、自然界にはほかにももっとたくさんの力が存在していませんか?
 1)圧力
  気圧ではなく、「踏む」「押す」などの圧力に対し、彼らは大変弱いのです。
  乾眠状態といえど、一瞬でぺしゃんこです。

 2)火
  高温でも問題ないといえど、火はたばこでも850度あります。
  この火にかかればいくら「乾眠状態」のクマムシと言えどひとたまりもありません。


以上の事を踏まえて、さて、クマムシは本当に地上最強なのでしょうか。

おそらく「NO」でしょうね。

地上最強と言ったら真っ先に白熊が想像できますが、彼ももちろん地上最強ではありません。

つまり適材適所、力が強いのは白熊で、耐性があるのはクマムシで、という種類分け程度しかできないのだと思います。

真の地上最強というのは、白熊のように力強く、クマムシのように耐性を持ち、鉄のように圧力に強く、人のように知能を持ったものなのではないでしょうか。

そんな生物は、到底生まれそうにないですね。

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