昨日、TVで国民的胃腸薬に詳しい人が取り上げられていたのを見ました。
それによると、正露丸はその昔、『征露丸』と呼ばれ、1902年に大阪の薬商中島佐一薬房が「忠勇征露丸」の売薬免許を取得したことから広く知られることとなりました。
そのこと、日露戦争において、兵隊が伝染病により次々と倒れていました。
ですが当時の軍医が征露丸に含まれているクレオソート剤が伝染病の菌に有効であるとして、日露戦争に赴く兵にこれを配布しました。
征露とはロシアを征伐するというその当時の流行語でした。
ですが、みなさんお判りの通り、あの匂いです。本当に効果があるかもわからない薬を誰も飲みたがりませんでした。そこで、天皇の名を出して「陛下ノゴ希望ニヨリ」と命令を出しました。
この命令に兵が従わないわけがありません、当時の日本は天皇の命令であれば死をも厭わぬ意志を持っていたのですから。
これにより、伝染病で倒れる兵が激減したと言われています。
第二次世界大戦終結後、「征」から行人偏を取り、ロシアが正しい、という意味にとれる『正露丸』になったんですね。
そういえば、小学生の時に保健室で飲まされたのを思い出しました。
あの匂いは、飲んだ後しばらく「近寄るなよな!」と言われるようなものでしたので、子供は皆苦手です。
今でこそ、正露丸はお腹が痛い時に誰しもが飲む有名な薬ですが、そんな深い歴史があったなんて知りませんでした。
その効果に類似品が多数販売され、訴訟にもなっていたらしいです。
なので、CMでは必ず「ラッパのマークの」と言っているわけですね。
昨日みたTVでは、この話に続いてこんな話をしていました。
「正露丸がなければ今の日本はなかったでしょう」
と。
天皇陛下の命令で兵が一斉に正露丸を飲む姿を目の当たりにしたマッカーサーは天皇との交流が必須と考えた、とのことです。
そして、天皇陛下とマッカーサーが並ぶ写真につながる…と。
確かに、もしあの写真が無かったら日本は今の様にはなっていなかったでしょうね。
社会の授業でこの写真がどのような波紋を広げたのか、説明を受けましたもの。
でしたら、正露丸は今の日本を作った薬でもあるんですね。
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